趣味はいろいろあります。広く浅く、多趣味を心がけています。

天体観測、カメラ、オートバイツーリング、ドライブ、ロードバイク、映画鑑賞、音楽鑑賞、バドミントン、水泳、ジョギングです。

フランスの精神科医が、趣味は一つのことにのめり込まない方が精神安定には良いということを言っていたのを知ってから、多趣味を心がけてきました。

患者さんと共通の話題にもなることもあり、雑談もできるのでよかったかなと思っています。

『人間万事塞翁が馬』です。

中学3年生の時の担任の先生が卒業時に贈ってくれた言葉です。

思いがけないマイナスな出来事が起きた時にはこの言葉を思い出してできるだけ落ち込まないようにしてきました。

今日まで頑張ってこれたのは中3担任の先生のおかげです。ありがとうございます。

箱根の大観山の山頂です。日本景勝100百選地で標高1011M、富士山と芦ノ湖が見えるところです。

オートバイツーリングで山を駆け上がって行っています。

きれいな風景を観て、のんびりしながら明日への鋭気を養っています。

『手が器用』

なところです。

子供の頃から手が器用だねとよく言われてました。図工や美術の授業は大好きで成績も良かったです。

中学校の技術家庭の教科の先生からは、１０年に１人の生徒と言われて喜んでいました。

実家が時計店を営んでいて、幼い頃から目覚まし時計をおもちゃ代わりに与えられ、ドライバーやピンセット、トンカチ、ルーペを使って分解・組み立てをして遊んでいたからだと思います。

手先の器用さを活かせる職業で、なおかつ時計店と同じように自営できる仕事の中から歯科医を選びました。

歯科大学時代の実習も難なくクリアでき、優良な成績をおさめることができたのも、この手先の器用さのおかげだと思っています。

今から思えば時計で遊んでいたのが歯科医で生きていくための英才教育だったのかもしれません。

治療の終了した口の中は私の『作品』だと思っています。

患者さんの話を丁寧に聞いて希望や不満を把握して、一人一人に合った適切な治療を施すことです。

『治療トラブル』が起きないようにするには、このことが大事だと思っています。

コミュニケーションをとって良好な人間関係を築いた上で治療を進めたいと思っています。

ですので、思っていることは遠慮なく伝えてもらえたらと思います。

古代ギリシャの医師　ヒポクラテス　の言葉
『何をするのではなく、誰にするのかが大事』
も忘れずにいたいと思っています。

治療に使う器具機材にはこだわりがあります。

高性能、高品質な治療台や手術用拡大ルーペを選んでいます。普及機より高価ですが、使用感が全然違います。


治療台はドイツのカボ社製２台と、同じくドイツ製のシロナ社製２台を設置しています。外科処置で使いやすいシロナ、切削処置で使いやすいカボ。両方ともモーターは小型で音は静かで振動もなくパワーもあり、歯を削っているときはまるで溶けているかのように感じます。


手術用拡大ルーペは数ある中から選び抜いた、ドイツ製のアドメテック社製のルーペで、『ガリレオ式』と『ケプラー式』を使い分けています。

『ガリレオ式』は、天文学者のガイレオが400年ほど前に作って木星を観測し、衛星４つを発見して地動説を証明しました。オペラグラスもガリレオ式です。
特徴は　◯軽量　◯スッキリした見え味　✖️倍率低め　✖️視野狭い

『ケプラー式』は、地動説を唱えた天文学者のケプラーが考案したものです。双眼鏡、望遠鏡がケプラー式です。
特徴は　◯倍率高い　◯視野広い　✖️重い　✖️スッキリした見え味ではない

特徴の相反する２つのルーペを症例によって使い分けています。

中学２年時の夏の自由研究をきっかけに始まった趣味の天体観測の知識が仕事に役立ってよかったと思っています。

わたしは職人気質の強い歯科医だと思っています。

スタッフの労働環境の整備には力を入れて取り組んでいます。

わたしの診療は歯科衛生士や歯科助手・受付などのスタッフの支えなくしては成り立ちません。働きやすい職場環境を築き、熱意を持って気持ちよく働けるよう法令遵守（コンプライアンス）に努めています。

社会保険完備（協会けんぽ、厚生年金、労働保険）をはじめ、有給取得、残業時間、残業代、昇給、賞与、公平公正な勤怠評価など労働環境を整備しています。

他の医院と比べて見劣りしない労働条件になるようにしたいとも思っています。

また、院内の雰囲気がいつも良好であるよう、『雇用トラブル』がないように取り組んでいます。


今のスタッフはわたしの方針をよく理解してくれてとても頑張って働いてくれています。
わたし以上に親切丁寧にやさしく応対してくれていて、逆に見習うことすらあります。
患者さんと笑い合って話しているのが聞こえてくると院内が明るい空気に包まれますね。

いいスタッフと巡り合えたと思っています。

朝はスタッフより早く医院に来て、１時間ほど院内清掃をしています。院内清掃はスタッフもするのですが、時間が限られているのでわたしもするようにしています。

お手洗いの清掃も朝はわたしがしています。
『お手洗いを見ればその会社がわかる』と言われてましたし、『トイレの神様』という歌の歌詞にも共感しています。
次の方が気持ちよく使えるように、大変恐縮なのですが男性の方には座って使用していただくようお願いしています。
お手洗いの清掃は診療時間中にはスタッフが行っています。院内全てがいつも清潔であるように全員で清掃に取り組んでいます。

お昼休みは外で昼食を買ってきて院内で食べています。
昼食後は１５分ほど仮眠をするようにしています。午後の治療時の集中力がアップするからです。
小さな歯を拡大ルーペで見ながら精密に思った形に削っている時に必要な集中力は、雨の日に自動車を高速道路で１００キロで運転するのと同じくらいに感じます。

午後の診療が終わったら、治療台を清掃、整備してます。わたしの愛機なので故障なく長持ちするようにメインテナンスはしっかりとするようにしています。

その後、技工をして１日の仕事が終了します。

仕事が終わったら、水曜日はジョギング、土曜日はバドミントンか水泳をしています。

一番嬉しかったのは

『先生は手がやさしい』

です。

患者さんの口の中をフワッと触れるようになったら一人前と指導されたことがありました。日頃からソフトタッチを心がけて診療していたので、それが患者さんに伝わって認められたことが嬉しかったです。

これで自分も一人前なのかもと思えて、言ってくれた患者さんにはとても感謝しています。

早いもので開業してからおよそ30年が経ちました。約10,000名の患者さんが来院されました。『うまくいくやり方』を身につけるとともに、『こうするとうまくいかない』ということも多く発見してきました。診断力、技術力、予見力が向上できたのも通院してくれた方々のおかげだと感謝しています。やはり　『患者が最高の教科書』　であり、毎日の治療そのものが勉強だと思っています。